成長と喪失を描いた、トーベ・ヤンソンの原画の世界観を食卓へ
繊細なタッチと僅かな色使いで表現されたトーベ・ヤンソンの原画が描かれた新シリーズ「トゥルー トゥ イッツ オリジン(True to its origins)」。モノトーンをベースに、オレンジのアクセントを効かせたシックなテーブルウェアです。
シリーズに使用されたイラストは、シリーズ最後の小説「ムーミン谷の十一月」と、その前作「ムーミンパパ海へいく」の場面から。同時進行で綴られる2つの物語は、トーベが敬愛する母シグネの他界を経験した時期に執筆されました。深い感情や気持ちを、ほんの数本の線で表現できるトーベ・ヤンソンの実力を感じることができます。
物語から切り取られた一瞬に思いを馳せて
「ムーミンパパ海へいく」では、一念発起したムーミンパパが、一家を巻き込んで海をわたり灯台のある小島に移住します。慣れない土地での生活は思っていた以上にきびしく、悪戦苦闘する一家。生きるための苦難や責任を乗り越え、最後には一家が団結する、そんな心の成長が描かれた物語。 そして、話はムーミンシリーズ最後のお話「ムーミン谷の十一月」へ。 一家のいないムーミン谷に集まってくる、さまざまな友人たち。誰もいないムーミン屋敷で一緒に暮らし始める友人たちの生活を通して、そこにいない人への喪失感や深い悲しみが描かれます。「目の前に居ない存在」へ抱く幻想について考えさせられる作品。
マグ、ボウル、プレートそれぞれに切り取られたシーンに思いを馳せながら、トーベの描く線が表現する、力強く美しい一瞬をご堪能ください。
他の食器と組み合わせてシックに楽しむ
トーベ・ヤンソンの芸術的な画は、他の食器と組み合わせることで、より際立った世界観を持たせることができます。特にイッタラ ティーマの「ドッテドグレー」との相性が抜群です。
海のような色のグラス、岩肌のような表情の和食器など、お手持ちの食器と合わせれば物語はさらに膨らみ、料理も物語の一部としてお楽しみいただけます。
商品詳細
ブランド紹介
1873年フィンランド、ヘルシンキ郊外の「アラビア」地区にて創業。以来、デザイン性、芸術性に優れながら使い勝手に配慮した実用的な陶磁器の制作で、北欧を代表する窯として愛され続けてきました。カイ・フランク、ビルイエル・カイピアイネンなどが個々の感性を自由に表現した作品は、常に世界を魅了し続けてきました。また、世界中で愛される「ムーミン」をモチーフにした製品等、「アラビア」は、時代を越えてその存在を主張しています。
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