2024年３月11日にご逝去された、スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソン。
どの家庭にもひとつはあると言われるほどポピュラーな存在となった彼女の作品は、国境を超えて日本でも愛されてきました。

今年も「ヴィンテージ リサ・ラーソン フェア 2024」をフリーデザイン吉祥寺実店舗で開催いたします。リサならではの自由な発想と独創的な観点から生まれた作品の数々をぜひご堪能くださいませ。

まるで小さな博物館、個性豊かなヴィンテージ作品

昨年に続き、今年も300点を超えるリサ・ラーソンのヴィンテージ作品が集まります。 彼女がグスタフスベリに在籍していた頃の作品やフリーとなってから生まれた作品、そして世界にひとつしかないアートピースなど貴重なコレクションをお手に取ってご覧いただけます。 これほどたくさんのヴィンテージ作品が並んでいる光景は見ているだけでも心躍ります。

バイヤーが選ぶ、とっておきの１作品

「ふくよかな女性のオブジェ」

リサ・ラーソンが1960年代頃につくった、ふくよかな女性のオブジェ。
50年代後期より、リサは球をアレンジした女性のフィギュアの試作をはじめましたが、その作品群のうちの１つです。ろくろでボール状にした生地をつぶし、人の形に整える製法は当時話題になったといいます。
目をつぶって微笑む表情は、母のあたたかみとやさしさが溢れる素晴らしい逸品。
“ユニークピース”と呼ばれる、リサが個人的にアトリエで作成した、世界で１つしかない貴重な作品です。

ヴィンテージだけじゃない、現行品の魅力

ヴィンテージ作品のほかに、「ケラミックステュディオン／Keramik Studion Gustavsberg」で現在も製造されている現行アイテムも豊富なラインナップでご用意いたします。 当店でこれまで取り扱いしていなかったものを含む、30種類を超える作品たちがずらりと並びますので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。

リサ・ラーソンを知る

Designer

リサ・ラーソン／Lisa Larson
（1931 – 2024）

スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダ生まれ。
大学卒業後、スティグ・リンドべリ／Stig Lindbergからスカウトを受け、当時スウェーデン最大の陶芸制作会社であったグスタフスベリ社に入社。
卓越したデザイン力で表現する動物や人間のオブジェに、愛情あふれる眼差しや、時に鋭いメッセージを忍ばせたりして、数多くの作品を生み出してきたスウェーデンを代表する陶芸家です。